足場工事

HOME > 足場工事

足場架設工事について

安全性をきちんと考慮し、施工工事の品質維持の為に2m以上の高さが必要となる工事のこと「足場架設工事」と言います。住宅や2m以下の建物の塗り替えなどは、自社施工を行っている塗装業者であれば自社で足場を組むこともありますが、店舗やビル、マンションなど2m以上の規模の建物は足場を専門としている業者が請け負います。そういった足場工事には、足場の掛け払い・飛散防止ネット・材料の運搬費などが含まれています。

足場架設工事の種類について

くさび式足場(ビケ足場)

くさび式足場で使用する部材には、凹金具と凸金が備えられており、合わさる金具部分を打ち込んで固定し、組み立てるという工法です。 この工法は、主に一般に3階以上、5階以下の建築物を示す「低中層建築物」の工事で用いられます。支柱となるように一定間隔に設置した鋼管へ緊結部付きの水平材や斜材をくさびで緊結して足場を組みます。

メリット

  • 簡単な作業なので作業時間を短くできる
  • 必要となる人数が少数でいいので人件費の削減になる
  • これまで住宅一棟分だった部材点数が1/2程度少なくなり、運搬費削減になる
  • くさびでしっかりと固定するので、高い強度を保てる
  • 現場の状況に合わせて手すりなどの設置が簡単なので、安全性も順応性も高い

デメリット

  • 現場によって設置できない場合がある

くさび式足場は、「短い工事期間」「低費用」「高い耐用性」「優れた強度」などの多くのメリットがあります。安全性も順応性もあり、コストパフォーマンスも良いです。

単管足場

「単管」という鉄パイプを組み合わせる工法です。単管に金具を組み合わせ、ボルトでしっかりと締めて足場の組み立てを行います。
2本の支柱の間部分に板を並べた「二側足場」と、1本の支柱を使って作るものを「一側足場」と言います。

メリット

  • 狭い場所やくさび式足場で設置できない現場でも設置が可能
  • 臨機応変にカスタマイズできる

デメリット

  • 高額になることが多い
  • 部材が重い
  • 工事期間が比較的長い

小規模の現場や、幅が狭い細いビルの間の足場として多く使用されます。

枠組み足場(ビティ足場)

足場架設工事の種類の中でも一般的な工法が枠組み足場です。建枠に鋼管をはめ込み、基本の部材を組み合わせてから積み上げ、組んでいくので優れた強度を保ちます。

メリット

  • 比較的作業が簡単
  • 場合によっては工事期間を短くできる
  • 強度に優れている

デメリット

  • 高額になることが多い

枠組み足場は、高層ビルやマンションにも使用可能です。